レクサスのスポーツ・セダンISがフルモデルチェンジを果たしました。レクサスのなかでもっとも小さなFRセダンとしての立ち位置を明確にし、運動性能を高めたことがISの個性を際立たせています。GSがプレミアム、LSがハイエンドのポジションを確保しているように、ISに与えられたのはアクティブな存在感です。デザインにもその主張は存分に現れています。
- ■鍛え上げられた足のよさ
- レクサスの最大のテーマとなっていたのは、走りのよさではないでしょうか? やはり欧州車をライバルと考えると日本車が立ち後れていたのはその部分で、これでようやく互角に渡り合えるクルマに成長できたかもしれません。さらにインテリアやシートなど、スポーツ・セダンというだけではない、レクサスとしてのテイストを大切にしたモデルとなったようです。さて、その中身はこの本で確認してみてください。
- ■スポーツ・セダンのハイエンド
- スポーツ性にとって、コンパクトであることも大きな武器であり誇れる性能のひとつです。サイズの小ささを「格付け」の要素と位置づけなかったのが新型ISの価値。たとえばFスポーツのメーターパネルは、まさにLFAと見紛うシングルリングを持っています。またハイブリッドのラインアップも忘れず、クラウン同様に直列4気筒エンジンをベースに、JC08モード燃費では23.2km/Lを実現。まさに何でもありの凝縮感がISの魅力でもあるのです。