スバルの最新モデルであるレヴォーグは、これまでのスバルを刷新する魅力に溢れています。スバルというブランドは、日本のなかにあって独特な存在ですが、それは非常に硬派な印象がありました。その硬派であることには、まったく代わりはありませんが、レヴォーヴには、いままでになかったプラスアフルファを感じることができます。
- ■技術の進化だけでない魅力
- レヴォークを語るとき、そこにはこれまでのスバルの技術を外して考えることはできません。それはフルタイム4WDをベースにした確かな走りであったり、また先進のアイサイトの更なる進化だったりします。しかし、それだけではない価値が存在するようです。それは端的にいってしまえば、大きくするだけが魅力ではないということ。車のサイズはこのところ拡大するいっぽうですが、それだけではない価値が存在する。そのことをレガシィユーザーはよく知っていました。レヴォーグは残念ながら、5ナンバーには収まりませんでしたが、1.6Lのダウンサイジングエンジンを積極採用したり、あまり大きくしない車どくりをしたり、小さなサイズに対する意識はきわめて強いものがあります。そんな新たな価値をこの雑誌で感じてください。
- ■安全は楽しい
- これまで安全のための装備は、ある意味ドライバーの自由を阻害するアイテムでした。決して面白いものではなく、何かを制限するものだったのです。ところが、レヴォーグに装備される安全アイテムは、クルマを楽しくします。それは、スバルの続けて来た4WD技術を核としますが、最新の電子制御技術も含めて走ることに特化するための装備だからかもしれません。いずれにしても、安全装備に後ろ向きではない開発が楽しさを生んでいるのでしょう