ニューモデル速報ではフルモデルチェンジを果たした新型車、あるいはブランニューのクルマについてのレポートをしています。しかし例外的にマイナーチェンジでも、より大きな進化が見られる場合に刊行する場合があります。今回のレクサスLSはそのケースにあたります。フロントデザインは、スピンドルグリルが採用され大幅に違いを見せるものになっていますが、実はそれ以上の技術的な進化が随所にあります。その内容は、ボディ骨格の構築方法にも及ぶほど。ぜひその劇的な進化をこの雑誌でご確認ください。
- ■スピンドルグリルのレクサスLSは別物!!
- レクサスLSは高級欧州車をライバルに誕生してきましたが、同時にそれは日本車のなかでの最高級モデルであることも狙っています。進化する技術のなかで周囲が追いついてきてしまった部分を補うのではなく、さらに先へ進むのが今回のマイナーチェンジの狙い。進化の速い電子デバイスはもとより、さらにはボディの溶接方法や新規接着方法なども採用。見かけだけでなく、製造技術的にも最新工法を採用して作るという深さを持っているのがレクサスでもあります。
- ■セダンの上質をさらに進化
- 上質なセダンであることは、単に機能が優れているだけでは成立しません。すべての要素がいかに上質であるか、つまりは本来の機能だけでなくその周辺へ気配りされた開発が重要となってきます。通常、マイナーチェンジと呼ばれる進化を果たしていますが、レクサスの開発スタッフはこの進化をメジャーチェンジだといいます。深い気配りに至るまで、お色直しではなく、時代の先端に出るに相応しい改善を図ったのが、今回のLSなのです。