まったくのニューモデルであるにもかかわらず、なるほどやっぱり登場したかと思えるモデルです。そのとおり、先代(3〜4代目)オデッセイのコンセプトに近いのが、このジェイドです。しかし大きく違うのは2列目シートを左右セパレート化して快適性を大幅に重視したことと、1.5Lエンジン採用のハイブリッドのみのラインナップとしたことで考え方は大きく進化しました。もちろん立体駐車場OKの低重心スタイルは、まさに都市型ミニバンの進化形といえるでしょう。本誌でじっくりとご確認ください。
- ■絶妙なハイブリッドパッケージ
- 現在のホンダのひとつの方向性である低床ミニバンの技術は、3〜4代目オデッセイの技術革新により誕生しました。より薄い燃料タンク、そして厚みを薄くしながらもしっかりとストロークを取れる、リヤのダブルウイッシュボーン式サスペンションなど。これらの技術は1550mmを下回る全高を確保したミニバンを造りたいという強い思いから実現できたものです。さらに今回はハイブリッドを採用。電動モーターはともかくバッテリーをどこに搭載するのか? 結果としてセンターコンソール下に収納されたバッテリーは、低い全高を維持しながら高密度のメカニズム投入の大きなカギとなりました。これはホンダの燃料電池車FCXクラリティからの技術革新でもありました。さり気なく、しかし驚くほどの最先端パッケージ技術がこのジェイドを誕生させているのです。
- ■ホンダ・ジェイドのすべてのコンテンツ
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