新型ティアナの登場です。このモデルで3代目となりますが、そのスタイリングはかなり大きく変わったといえるでしょう。なによりも、うんとスポーティになったのが新型です。そこには、これまでの快適な室内やもてなしの感覚に加えて、よりクルマの本質に立ち返ろうという考えが明確になったからです。祖先をたどれば、初代ローレルに辿りつきます。プレミアムのセダンに求められるのは、一方では走る楽しさでもあるという答が新型ティアナには表現されているのです。
- ■大きなグリル、でもすっきりしている!
- 特徴的なのがとりわけ大きなグリルですが、でも実はこのボンネットは非常に低いのです。低い滑らかなノーズに這わせるようなグリルを成立させながら、大きく見せているのです。そのおかげで、実はヘッドライトは小さくなっていて、ウインカーやポジションランプが入りきらず、バンパー下に振り分けています。よく見えればフロントフェンダーの薄さが分かりますが、それが新型ティアナのセダンらしいすっきりした佇まいを象徴しているのです。
- ■落ち着きのあるゴージャスな室内
- 室内に入れば、その豪華さ繊細さにびっくり。初代のモダンリビングという風合いとは違いますが、そこにあるのはやはり、しっとりと落ちついた空間です。レッドの外観にブラックの内装をイメージカラーとしているのも、今度のティアナがどんなクルマかを象徴しているといえるでしょう。より走りを楽しめるクルマ、そんなクルマに進化したのが新型ティアナです。ぜひ本誌でご確認ください。