2012年に、がらっと一新した2代目アウトランダー。初代よりも車格もかなりあがった印象でした。しかし、アウトランダーの狙いはそれだけではありまあませんでした。最大の狙いは、今回追加発表されたPHEVにあったのです。PHEVとはプラグインハイブリッド。すでに、トヨタ・プリウスが発表していますが、こちらはちょっと違います。その違いを存分に確かめてみてください。
- ■基本は充電しなくてもいいEV
- プラグインハイブリッドはよくPHVと短縮して呼ばれますが、三菱は敢えてPHEVと呼んでいます。その狙いは、”EV”にあります。つまり、このアウトランダーはEVをベースにしている、ということです。大きな違いは、ハイブリッドのバッテリーを大きくしたのではなく、電動モーターで動くEVに発電機としてエンジンを搭載したのです。ですから基本は電気モーターで走り、発電の必要なときにエンジンが動きます。また、よりパワーの必要なときにはエンジンが電動モーターをアシストするという構造です。
- ■環境を考えたRV
- もちろんアウトランダーですからフルタイム4WD。SUVとしての魅力を存分に持ちつつ、排気ガスを極力抑え、そしてガソリンの使用量も極端に抑えています。ラフロードのきつい登坂などでも、低速トルクの強い電気モーターの特性が活かされ、より静かで安定した走行を実現。環境に配慮する我慢クルマではない、これまで未体験のクルマが生まれたといえるでしょう。