この雑誌を見て思う「やっぱり生で見ておきたかった!!」
アメリカのショーはちょっとアメリカ国内専用のドメスティックなショーと思われがちですが、今回のデトロイトショーは目を見張るものがあります。とりわけアメリカン3(かつてのビッグ3、今はこう呼ばれています)がおおいに元気を取り戻したことが大きいようです。パワーの象徴であるコルベットが何とスティングレーの名を冠して登場するのをはじめとして、海外メーカーもアメリカのモータウンに殴り込みをかけるべく、強力なクルマを投入してきています。1ページ開くごとに目がとまってしまうのが、今回のデトロイトショーの魅力を語っているでしょう。
- ■コルベット、メルセデス・ベンツ、クアトロポルテetc
- コルベットはまさに本気。おそらくは、ニュルブルクリンク最速タイムを狙うでしょう。アルミボディを採用し、トランスミッションは後輪駆動のトランスアクスルを実現。息をのむスタイリングも去ることながら、そのメカニズムには妥協なしのモデルのようです。また、メルセデス・ベンツはAクラス由来のFFベースプラットフォームでセダンCLAを発表。さらにはEクラスのビッグマイナーチェンジのお披露目も行ないました。またマセラティは新型クアトロポルテを発表するなどなど、圧倒されるクルマの連続です。
- ■日本車大攻勢もすごい
- もうひとつの注目は日本未発表の新型レクサスISの発表です。その個性的なスタイリングには賛否両論でしょうが、ぜひとも確認したい1台です。そして日産=インフィニティからは新型スカイラインとなるであろう、Q50を発表。これまでのG系を改めてのネーミングで、いずれはメルセデスとの共同開発となる直4ターボも搭載されるらしいモデルです。その流麗さにも驚きます。そしてホンダ=アキュラからは2年目の登場として進化を果たした、NSXコンセプトを展示。インテリアも仕立てられたモデルで、より現実味を感じられます。そのスタイリングは、まさにホンダ=スポーツカーを印象づける洗練されたものとなっています。それ以外にも様々な生産モデルとコンセプトモデルが紹介されています。ぜひ書店でご確認ください。