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モーターファン別冊 モーターショー速報
「2013ジュネーブショーのすべて」
定価712円(税込) 2013年3月26日発売
目が覚めるすごさを実感
「これぞモーターショー」という面白さを満開にさせたのが、2013ジュネーブショーだったといえるでしょう。とりわけ、ヨーロッパのなかでもカロッツェリアが結集するのがジュネーブ。その華やかさは随一です。ピニンファリーナからは、今はなきセルジオ・ピニンファリーナ氏にその成果を捧げたスポーツカー「セルジオ」を出品。またVWグループとなったイタルデザイン・ジウジアーロも元気にその姿を見せています。もしかして先細りか?と思われた自動車業界ですがこの盛り上がりを見れば、ちょっと安心もできますね。
- ■フェラーリにもハイブリッド時代が到来
- 既にフェラーリのハイブリッドカーLaFerrariのプロモーションビデオをご覧になった方もいるかと思いますが、そのサウンドはまさにフェラーリ。0-100km/h加速は3秒未満、0-200km/hは7秒未満と驚異的。どこにもECOの香りはなさそうなのですが、Enzoと比較しCO2の排出量は50%削減しています。このハイブリッドはHY-KERSと呼ばれるF1技術から生まれたもので、パフォーマンスを支援する必要最小限のバッテリーで構築されています。まさにこれがフェラーリの考えるハイブリッドなのでしょう。こんな驚異的な発表が似合うのも、ジュネーブショーのハイライトです。
- ■スイスの地に見る欧州自動車戦争の面白さ
- 欧州のショーは、フランクフルトやパリなどが大きな話題となりますが、いずれもお膝元の本国がホストメーカー的な役割を果たし展示面積なども含めパワーバランスはある程度傾くようにできていています。しかしジュネーブは永世中立国のスイスらしく、ということではありませんが、大きな自動車メーカーを持たないだけに、すべてのメーカーに平等というのが基本的なスタイルです。ましてや小さなメーカーもしっかり展示できるのが、ジュネーブショーの魅力。そんな国での最新モデルの競演を、存分にご堪能ください。
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