本気で動き出すヨーロッパ
華やかさでは世界のトップレベルにあるのが、ジュネーブショーです。ヨーロッパのなかでもカロッツェリアが結集するのが他の欧州ショーにない特徴で、かつてあったトリノショーの一端を担っているのは現在も変わらないのです。ただしその経済状態はいずれもよくなく、2014年は開催前にベルトーネが倒産をしたことなども含め、ブースに抜けが散見できる場所もありました。しかし、概ねその勢いは強烈で、実に華やかなショーとなりました。
- ■スーパースポーツの台頭
- ランボルギーニから登場したウラカンはまさに今回のショーを象徴するモデルだったといえるでしょう。さらに、メルセデスからはSクラスクーペの市販モデルが登場。またアウディTTクーペや4シリーズ・グランクーペの登場など、まさに華々しいモデルが目白押しとなりました。
- ■コンパクトカー新時代
- 対するもうひとつの注目が、コンパクトカーの台頭です。ルノー・トゥインゴは、リヤエンジンレイアウトに進化し登場し、時代を動かす大きな話題ともなりました。また、トヨタ、プジョー、シトロエン連合は、トヨタの開発による新型アイゴをはじめてとして、108、C1を発表。コンパクト路線の行方を占うモデルのそれぞれの方向性が見えました。
これらの話題をはじめとして、今回のジュネーブショーは盛りだくさん。ぜひとも本誌でご確認ください。