フォード・フィエスタはこの新型で6代目となります。フォードで初の横置FFとなった初代から6世代目となるのが、この新型フィエスタです。搭載されるエンジンは3気筒1Lのターボ。いわゆるフォードのダウンサイジング戦略の一環となる、エコブーストエンジンを搭載しています。なにより印象的なのはそのデザインで、きわめてエレガントなのが特徴です。
- ■フォードの新たな「顔」
- 注目されるのは、ONE FORD戦略。とかく欧州と北米で遊離しがちだったデザインを、ひとつの言語で構成、世界のフォードイメージを統一するという動きです。そのなかで明確な形で登場したのが、2012年の新型モンデオ。それに続くのがもっとも小さなフィエスタとなるのです。低く構えるグリルながらそのエレガントな造形は、フィエスタに格上の存在感を与えています。
- ■コンパクトカー市場に強力なモデルの登場
- ライバルとなるのは、VWポロ、ルノー・ルーテシア、プジョー208など。Bセグメントのモデルたち。他が1.2〜1.4Lエンジンを搭載するなか、フィエスタは1.0Lの3気筒と、さらに小さいエンジンをチョイス。それでも最大トルクは1.7Lエンジン級というのも魅力です。1720mmの全幅の関係で3ナンバーとなってしまいますが、全長4m未満のボディは非常に扱いやすいサイズでもあります。