発表から長らくお待たせいたしましたが、「フォルクスワーゲン ゴルフのすべて」が発売となります。初代発表は1974年(日本発表1975年)でしたので、この7代目は39年の歳月を経たことになります。しかし、ゴルフのコンセプトに揺るぎはなく、期待通りの完成度の高さを誇るクルマとなっているようです。
- ■異例!? ショートスパンのフルモデルチェンジ
- これまでは短くて6年、一般的にも7〜9年というのが、ゴルフのライフサイクルでした。しかし先代の6代目は、4年という異例なほどに短いサイクルで新型へのバトンタッチをしています。ここには新しいプラットフォームの考えかた、MQB(モジュラー・トランスバース・マトリクス)の構築と関連がないわけはありません。様々なサイズの横置きFF車に柔軟に対応できるプラットフォームを、いちはやくスタンダードなゴルフに採用するためのスケジュールだったようです。
- ■やや大きくなるも軽量化、エンジンも小型指向をより明確に
- 全長4265mm、全幅1800mm、全高1460mmと、やや長く広く低くなった新型。サイズ的にはダウン化傾向にはないように見えますが、より軽量化を図るいっぽうで、エンジンは1.2Lターボを中心に1.4Lターボを据える設定。より実用性を高めての登場となっています。さらに、安全装備の充実ぶりは目を見張るものがあります。このゴルフがクルマのベーシックラインを引き上げることは、確実でしょう。その真実をぜひ「フォルクスワーゲン ゴルフのすべて」でご確認ください。