ルノー・ルーテシア ルノー・スポール(R.S.)の登場を機にまとめられた1冊。ルーテシアR.S.ばかりでなく、直近のルノー・スポールの情報を満載しています。海外試乗に加えて、日本ではライバル試乗を展開するなど、ワールドワイドに取材を行なったのがこの本の特徴です。とりわけルーテシアR.S.の魅力にどっぷりと漬かってみてください。
- ■なんとミハエル・クルムのスペシャル試乗レポート
- レーシング・ドライバーのミハエル・クルムから見て、ルーテシアR.S.はどのうに映るのか? かなりハードに攻めたようですが、そのレポートをじっくりと収めています。このミハエル・クルムとはドイツで生まれて、フォーミュラ・フォードからはじまり、フォーミュラオペル・ロータス、全日本F3、JTCC、JGTCとスーパーGTと参戦しているレーシング・ドライバーです。また2011年には、欧州で開催のFIA-GT1でGT-Rを駆りチャンピオンを獲得しているトップドライバーの一人。
- ■フランス車のプレゼンスとルノーの哲学
- このところ、欧州のクルマにはナショナリズムが失われつつありました。ラテンのクルマも、どこかドイツ車にならうようなテイストになりかけましたが、もはや過去の話になろうとしています。ルーテシアR.S.もそんな1台。明らかにルノーらしさを強く感じるモデルとなっています。ここでは、ライバルとしてプジョー208GTi、そしてアルファロメオ・ミトを連れ出していますが、どれもそのメーカーらしい異なる魅力に溢れています。さて、そんななかルーテシアR.S.とはどんなクルマとして捉えられたのでしょうか。