新型ポルシェ911の登場です。型式は先代の997から991となり、ホイールベースが100mm、全長が65mm長くなっています。その差の35mm分はオーバーハングの短縮に用いられています。
ポルシェ911といえばそのサイドビューに特徴があるとして、開発する側も全長とホイールベースの関係にはきわめて慎重だったのですが、991ではさらにそのバランスを変えても911であり続けていることを証明したようでもありあます。またも大型化か、とも思われますが実際には重量ははじめて軽量化を実現しています。さらにヒップポイントを13mm下げるなど、スポーツ性を高める努力が惜しまれていないのが、新型911なのです。
- ■性能を高めても、やはり911らしいカタチを実現
- リヤエンジンという、技術的にスポーツ性を高めるには理にかなわないレイアウトで進化しているのが911です。
しかし、そうした不利なパッケージを乗り越えながら、トップの性能を得続けている姿が911のカリスマ性を高めています。
大きな変化はホイールベースの延長だけでなく、空力性能を高めるためにフロントウインドウとAピラーの傾斜も強めています。
911らしくありながら、性能を高めること。
911は常に自らと戦って進化しているのです。
- ■最新の911を詳密に解説「ポルシェ911のすべて」コンテンツ
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