ルノー・ルーテシアが待望のフルモデルチェンジです。ルノーとしてやや遅れていたエンジンのダウンサイジング化を実現したのがこのモデルで、やはり注目は新時代の1.2Lターボエンジンです。また併せて、トランスミッションは6速のデュアルクラッチ式を採用、さらに高効率・高性能を狙っているのです。とはいえ、フランス車はなんといってもその個性にあります。さて、どんな驚きを見せてくれるのでしょうか。
- ■ルノーらしさ満載
- ヴァン・デン・アッカー体制へと移り、あらたなイメージ戦略として菱形のエンブレムを大きく掲げた新しいフロントデザイン。より本格的にそのスタイルを実現してきたのがこのルーテシアです。テーマはLOVEで、有機的なそのフォルムは、シンプル、センシュアル(官能的・肉感的)、ウォームをキーワードとして持っています。その独特な形は、さらに今後のルノーに継承されていくものとなりそうです。
- ■先進メカニズムにも注目
- 搭載されるエンジンは1.2Lターボ。これまでの1.6Lに代わるものですが、その動力性能は2.0Lエンジンに迫ります。欧州で後発となったこのダウンサイジングエンジンは、それだけ他社のエンジンを研究することができたのも事実。より上質で快適なエンジンとなっています。また、さらに注目はそのサスペンションです。プジョーとも異なるその味は、一格上のどっしり感を持っているようです。小さくても珠玉の個性を味わえるクルマ、それが新型ルーテシア。ぜひともその個性を、この本誌でご確認ください。